この記事は、
かぎ針編み初心者の運営者が、市販されているテキスト通りに練習したら、独学でも上達することができるのか?
という、企画です。
第1弾で使用するテキストは「いちばんよくわかる 新・かぎ針あみの基礎(日本ヴォーグ社)」です。
このテキストは全部で5STEPから構成されています。
今回は、STEP1「かぎ針編みの基本のき」の内容を実践!
基本の編み方として、鎖編み、長編み、中長編み、引き抜き編みを練習します。
独学ならではの疑問点や実際に練習した作品を掲載していきます。
今回の企画に際して運営者が準備したもの
- テキスト:いちばんよくわかる 新・かぎ針あみの基礎
- かぎ針:クローバー 「アミュレ」セット(全8本)
- 毛糸:100円ショップ、セリアで購入したコットン糸(オーガニックコットン(細)、キナキナリの2種)
独学でかぎ針編みを学びたいと思っている方の参考になれば、嬉しいです!
「いちばんよくわかる 新・かぎ針あみの基礎」テキストを使用した理由
実際にテキスト通りにかぎ針編みを実践する前に、なぜこのテキストを選択したのか?について。
運営者は、かぎ針編みの超初心者のため、何もかもわからない状態。近くに教えてもらえる人もいません。
近所の書店で数冊立ち読みして、その中でも運営者の最も気になっていたことである糸の後始末について記されているテキストがこの「いちばんよくわかる 新・かぎ針あみの基礎」でした。
図解も写真やイラストが豊富に使われているので、初心者でも分かりやすいのではないかと思い購入しました。
アマゾンや楽天市場での口コミの評価も、
- 初心者でも分かりやすそう!
- ずっと保存しておきたい本!
などなど、高評価です。
ちなみに、この「いちばんよくわかる 新・かぎ針あみの基礎」は、2010年に発行された「いちばんよくわかる かぎ針あみの基礎」に新しい作品やテクニックを加えて増補改訂したものです。
STEP1 かぎ針編みの基本のき
STEP1では、編みはじめる前に道具の選び方や編むときの手つきが詳しく掲載されています。
図解を見ながら、手に糸をかけて鎖編みを編んでいきます。
写真とイラストで鎖編みの方法が図解されているので、戸惑うことなく土台となる鎖編みが編めます。
テキストに沿って細編み、長編み、中長編み、引き抜き編みを学習し、ポットホルダー(3種)と方眼編みのドイリーを製作しました。
細編み、長編み、中長編み、引き抜き編み
細編み、長編み、中長編み、引き抜き編みを学習しました。
実際にあんで、初心者には難しかった点
実際に細編み、長編み、中長編みを編んでみて、難しかった点が3点あります。
鎖の裏山を拾う
土台となる作り目(鎖編み)の後、それぞれのあみ方をスタートさせるのですが、鎖の裏山を拾うのが初心者には難しい。
テキストに書いてある通り、作り目は2号くらい太いかぎ針を使用した方がいいようです。
太い作り目だと、どこが裏山なのか分かりやすく、拾いやすくなりました。
立ち上がり数と拾う場所
作り目と立ち上がり目を作って裏山を拾って、それぞれの編み方であんでいくのですが、初心者にとって次にぶつかる疑問が、
立ち上がりは何目なのか?
どこからあんでいくのか?
ということ。
細編みは作り目の一番端を拾えばいいのですが、長編みと中長編みは違う!
こんがらがってしまいます。
表にすると、
細編み | 長編み | 中長編み | |
立ち上がり目数 | 1 | 3 | 2 |
拾う場所 | 作り目の端 | 作り目の端から2番目 | 作り目端から2番目 |
2段目以降の編み終わり(長編み、中長編みの場合)
長編みと中長編みの場合、2段目以降の編み終わりが難しい。
編み終わりは、前段の立ち上がりの鎖の3つ目(長編みの場合)、2つ目(中長編みの場合)の裏山と外側の鎖半目の2本を拾うのですが、区別がつきにくい上に拾いにくいです。
テキストには大きくイラストで裏山と外側の鎖半目が描かれているので、この2本であろうと推測できるのですが、2本だけを拾うのは難しいのです。
今回は綿の糸で練習していますが、綿以外の素材だと拾いやすいのでしょうか。
課題が残りました。
シンプルなポットホルダー
テキストに掲載されているポットホルダーを3種(よね編み、模様編み、細編み)を編んでみました。
cの細編みは、問題なくクリアできました。
b模様編み、aよね編みです。
b模様編み
作り目からの細編みと中長編みを1段づつ交互に編んでいく模様です。
編み図を見ながら編んでいけば問題ないのですが、戸惑ったところが2点ありました。
- 細編みの最後の目は、前段の中長編みの立ち上がり2目のところを編むのか
- 中長編みの段は14目+立ち上がり目でよいのか
編み図を見たら解決できるのですが、初心者であるがために疑問に思ったことでした。
ちなみに正解は、
- 細編みの最後の目は、前段の中長編みの立ち上がり2目のところを編むのか → 2目のところを編みます
- 中長編みの段は14目+立ち上がり目でよいのか → 正解です
aよね編み
よね編みは一番難しかったです。
作り目からの鎖編みと細編みを交互にあんでいくだけなのですが、
作り目→立ち上がり1目→鎖編みときて、細編みはどの目からスタートしたら良いのかわからない!
という大問題が発生しました。
編み物の技術というよりも、私の頭の問題なのですが。
編み物は何も考えずに無心にできると思っていましたが、実は頭も使わないとならないことが分かりました。
方眼編みのドイリー
最後に方眼編みのドイリーをあみました。
ドイリーとは、「インテリア小物」という意味です。
テキストに掲載されている方眼編みのドイリーという作品は出来上がりが正方形ですが、運営者が作ったものは長方形になってしまいました。
かぎ針や糸の太さによって大きさや形が変わってくるのでしょう。
おいおいサイズ調整のことも勉強していきたいと思います。
さて、この方眼編みは技術はもちろんのこと、数を数えることが苦手な運営者には苦労しました。
鎖編みと長編みの組み合わせなのですが、鎖編みを2目編んだら長編みとか、長編み7目に鎖編み2目とか、バリエーションが豊富すぎます。
頭の訓練も必要です。
まとめ
今回は、テキスト「いちばんよくわかる 新・かぎ針あみの基礎」のSTEP1「かぎ針編みの基本のき」を学習し、練習をしました。
「いちばんよくわかる 新・かぎ針あみの基礎」STEP1「かぎ針編みの基本のき」を読むことで、今まで、かぎ針編みについてモヤモヤしていた疑問が解消されました。
たとえば、
- かぎ針って1本あればいいのかな?
- かぎ針で編み物をするには、どのように編みはじめたらいいのだろうか?
- 立ち上がり目ってなに?
- 糸の後始末ってどうするの?
という疑問が解消されました。
まさに、STEP1「かぎ針編みの基本のき」はかぎ針あみの基本が網羅されていました。
学習してよかったです!
次回は、STEP2「作品への展開」を独学していきます。