我が家では2023年春にはじめて和綿の種まきをしました。
実際どのくらい収穫できるかわからないまま、我が家にあるプランターをかき集めて栽培をスタート。
このたび、収穫した和綿の綿繰り(綿とタネを分ける作業)が終了しましたので、収穫量の結果報告です!
ちなみに、私物の綿のTシャツ(半袖)は160gです。
2023年度の収穫量で半袖のTシャツが作れるだけの和綿の収穫ができたのでしょうか!?
結果報告の前に、和綿の栽培に興味がありましたら以下の記事も読んでくださいね!
家庭での和綿の種まきから収穫量をまとめた記事です。
2023年、種まきの量と栽培の環境
和綿の栽培を検討されている方には、どのくらいの和綿のタネをまいたのか気になるかと思います。
我が家では2023年度は、市販されている和綿のタネを3種購入しました。
- 和綿(わめん)<茶綿>(約15粒)・・・1袋
- 和綿のたね(約40粒)・・・2袋
- わた花(約9粒)・・・3袋
以下は、使用した和綿のタネのパッケージです。
栽培環境は、南の陽が当たる場所にプランターを置いて、余ったタネを直に庭にまきました。
プランターには購入した培養土に草木灰を混ぜましたが、直に土に植えたところには肥料や草木灰は混ぜていません。
栽培に使用したプランター数は、17個。
20cm以上の深さがあるプランターは14個、10cm程の深さのものは3個使用しましたが、栽培してみて20cm以上の深さは必要だということが分かりました。
10cm程の深さのプランターには、ほぼ実をつけることがないという残念な結果となりました。
プランターで和綿栽培する場合、深さ20cm以上のプランターを使用するべし!
2023年、綿繰り後の和綿収穫量
2023年の気候
2023年は例年に比べて暑い日々が続きました。
秋になっても暑かったです。
なかなか涼しくなりませんでした。
秋になっても、花が咲いて実になって、実が弾けてました。
綿を栽培するには適した年度だったのかもしれません。
2023年、綿繰り後の綿とタネの収穫量
和綿の収穫後、弾けた綿のタネを取り除く作業(綿繰り)を行います。
現在、2024年3月半ば過ぎですが、2023年に収穫した和綿の綿繰りが終了しました。
綿繰り機を使用しての綿繰りではなく、手でちぎって綿繰りしたので、手は痛いし、肩は凝るしで大変でしたが、やっと終了!
それでは収穫量です!
タネの収穫量(g)は、
茶綿:101g
和綿:377g
全体:478g
綿の収穫量(g)は、
茶綿:40g
和綿:106g
全体:146g
全体の約23%が綿の重量でした。
今回は手で綿繰りを行いましたが、綿繰り機を使用したら、もっときれいに綿が取れて綿の収穫量が増えるのでしょうか?
来年度はぜひ綿繰り機を使用してみたいものです。
綿繰り後の作業
今回、綿繰りが終了しました。
我が家で栽培した綿で何か作れないかと考えているので、次は、綿うちを行っていきます。
綿うちの後は、篠づくり、糸つむぎへと作業が続きます。
春に種まきをして、秋に収穫、冬に作業をする。
昔から、このサイクルで綿製品が作られてきていると思うと、感慨深いですね。
ところで、我が家にある綿のTシャツ(半袖)の重量を量ったところ160gでした。
2023年度の収穫量では、半袖のTシャツも作れないのです。
こんなにも手間と時間をかけて栽培と綿繰りをしてもです。
綿製品を大切に使用していかないとならないと痛感します。
2024年度は、畑とプランターで綿栽培予定
2023年度は主にプランターで綿栽培をしましたが、2024年度は例年、夏野菜を栽培しているとても小さな畑(約2㎡)と14個のプランターで綿栽培を行う予定です。
2023年度は半袖のTシャツも作れない量しか収穫できなかったけれど、2024年度は前年度よりも多く収穫できたらと思っています!
綿栽培2年目の2024年度、1年目で失敗してしまった点を改善できるようにしていきたいです。
- プランター選び:20cm以上の深さがあるものを使用する
- 摘心:草丈が40cm位になったら摘心する(プランターの場合)
- 綿繰り:綿繰り機を使用したい!
最後に、和綿栽培をする上で参考にした書籍の紹介
わたしは植物に関して素人でした。
和綿栽培をしたいと思い色々書籍を探しましたが、なかなか参考になるものがない状態でした。
偶然見つけた「ワタが世界を変える」という書籍に巡り合い、技術編を参考に和綿栽培を行いました。
この書籍、とても参考になりましたのでご紹介します!
まとめ
家庭での和綿の種まきから収穫量をまとめました。
プランター17個に種まきし、タネの収穫量は478g、綿の収穫量は146gでした。
全体の約23%が綿の重量でした。
私物の綿のTシャツ(半袖)は160gなので、1枚のTシャツは作れない収穫量でした。
今年、初めて和綿栽培をするのに参考にした本を紹介しました。
和綿栽培に興味ありましたら、手に取ってみてください。